<つづき>
何の前ぶれもなくその日は訪れた。
私はデイサービス立ち上げの為に、12月いっぱいでケアマネ事業所を
退職することになっていた。
引継ぎ等で連日遅くなり、土日も書類の整理に追われ病院へ行けない。
「先生から退院の話は出てないから、まだしばらくかかると思う。
お見舞いに行ってあげてね」と義妹にメールする。誰か顔を出さないと寂しいよね。
週末に義妹から電話があった。
「しばらく行ってなかったから、子ども連れてみんなで行って来た」
「『ティッシュとゴム手袋を持ってきて下さい』ってメモが貼ってあったよ」という。
「わかった、じゃあ明日私が持っていくからいいよ」
明日は日曜日、クリスマスイヴだ。久しぶりに顔を見にいこう。
翌明け方、夫の携帯電話が鳴った。乾いた空気に冷たい音が響く。
電話に出た夫の声と私に投げた視線が、悪い知らせであることを伝える。
遠くに新聞配達のオートバイの音。いつもと変わらない静かな朝だった。
薄暗い廊下を病室へ急ぐ。
義父は眠っている。かたわらで医師が私たちの到着を待っていた。
そして再び目覚めることのない最期の眠りについたことを告げた。
ああ、何てこと!デイは間に合わなかった!
おとうさん、どうして待っててくれなかったの?
利用者第一号はもういなくなってしまった・・・
<つづく>
なにを書いていいのか分からないです
でもコメントしたかった
貴女の想いを見ていますと伝えたかった
それだけしか思いつかなくて・・・
いつもありがとうございます。
「このことは私に何を教えようとしているの?」と考えることがよくあります。
何にでも意味があると思っているからです。
もしかしてお義父さまの介護をとおしてデイサービスを立ち上げるきっかけを与えてくださったのではないでしょうか。
理想のデイサービスができあがる直前のお義父さまがお亡くなりになったのは、とても残念ですがその思いは絶対に伝わっていると思います。
その通りです、どん吉さん。
理想を実現したかったのは、私の長年の夢でもありました。
義父が背中を押してくれたのです。
まだ試行錯誤ですが、頑張っていますよー。
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